妊娠中に必要な栄養素の一覧
妊娠中は赤ちゃんの体が作られるため、普段よりもたくさんの栄養素が必要になります。
必要な栄養素が十分に摂れていないと、赤ちゃんの健康に悪影響を及ぼしかねませんから、しっかりと栄養を摂取するようにしてください。
妊娠中に必要な栄養素としては、以下のようなものが代表的です。
・葉酸（妊娠の1ヶ月前から妊娠3ヶ月目まで、つまり、妊娠初期には特に重要）
・カルシウム（赤ちゃんのためだけに150mg/1日必要）
・ビタミンD
・鉄分（母子共に不足しがちですから19.5mg/1日を目安に摂取してください）
・DHA（脳細胞を作るのに必要なのですが、魚から摂ると水銀も摂取してしまう恐れがあるので、サプリを利用するといいかもしれません）
・亜鉛（不足すると低体重・低身長の恐れがあり、授乳中にも必要な栄養素です）
・マグネシウム（カルシウムの吸収率をあげてくれます）
・ビタミンB6、ビタミンB1、ビタミンB6（特にビタミンB6はつわりの予防のためにも必要です）
特に葉酸、鉄分、カルシウムは必要な栄養素
妊娠中に必要な栄養素はたくさんありますが、中でも、葉酸、鉄分、カルシウムは特に必要な栄養素だといわれています。
葉酸は妊娠中には必要な量が増える栄養素で、妊娠初期に葉酸を十分に摂ることで赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを減らすことができると考えられているのです。
また、鉄分は妊娠前の倍くらいの量が必要だといわれているので、意識してたくさん摂った方がいい栄養素の一つでしょう。
赤ちゃんに栄養を運ぶためにも血液が必要ですし、赤ちゃんの血液を作るためにも必要ですから、くれぐれも不足しないようにしたいものです。
そして、骨を作る成分であるカルシウムも意識しないと足りなくなりがちな栄養素ですので、摂取量に気をつけてください。
妊娠中は摂りすぎない方がいい栄養素
妊娠中は必要になる栄養素の量が増えるので、どんな栄養素もいつもよりたくさん摂らなくてはいけないように気になってしまいますが、あまり摂りすぎない方がいいものもあります。
例えば、ビタミンAを妊娠初期に摂りすぎると奇形児の発生リスクが高まるといわれているので、注意が必要でしょう。
それに、妊娠中には食中毒を起こさないように、牡蠣などのあたりやすい食品は食べない方が無難です。
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